· 2 November 2026
Granular EnergyとMRI、日本におけるアワリーマッチングの普及に向けて提携
日本におけるHourly Matchingの普及を支援

Granular Energyと株式会社三菱総合研究所(MRI)は、日本市場へのアワリーマッチング導入に向けた基本合意書(MOU)を締結しました。2026年10月8日に合意した本提携を通じて、小売電気事業者、電力会社、企業によるEnergyTag認定システムの導入を支援します。EnergyTagは、再生可能エネルギーを時間単位でトラッキングするための基準を策定する国際的な非営利団体です。
アワリーマッチングとは、電力の供給と需要を1年単位ではなく1時間ごとに対応させる手法で、信頼性の高いクリーンエネルギーの主張における新たな基準となりつつあります。
なぜ今、アワリーマッチングなのか
企業の非化石電力への需要は高まり続けています。法令上の要件に加え、自主的な取り組みもこの流れを後押ししています。使用電力の100%を再生可能エネルギーで調達することを掲げるRE100や、SBTi(Science Based Targets initiative)は、発電と消費の時間的な一致をより厳しく求める方向で要件の見直しを進めています。
また、GHGプロトコルのスコープ2ガイダンス改訂案ではアワリーマッチングが中心に据えられており、企業は「どれだけのクリーンエネルギーを購入したか」だけでなく、「いつ使用したか」を示すことが求められるようになります。
両社の役割
Granular Energyは、再生可能エネルギー証書のポートフォリオを管理するプラットフォームを提供しています。EnergyTag認定の証書管理機能とアワリーマッチング機能を備え、電力会社、小売電気事業者、トレーダーがクリーンエネルギーの利用を透明性高く追跡・証明するために活用しています。
MRIは、小売電気事業者をはじめとする日本の市場参加者に対し、電力市場や関連制度に関するコンサルティングを行っています。すでにアワリーマッチングやEnergyTag認定を必要とする顧客とも取り組んでいます。
両社の提携により、日本市場と制度に関する知見と、実績のあるプラットフォームを組み合わせて提供します。
支援の流れ:評価・実証・導入
本提携では、次の3段階で企業を支援します。
- 評価:MRIが、アワリーマッチングの重要性と市場の今後の方向性を説明したうえで、ユースケースの定義、必要な機能の整理、システムの詳細な比較を支援します。
- 実証:本格導入の前に、Granular EnergyとMRIが、企業自身の発電・需要・非化石証書のデータを使った概念実証(PoC)を行います。
- 導入:Granular Energyがプラットフォームを提供し、初期設定、既存システムとの連携、日常の運用を支援します。
「アワリーマッチングは、日本ですでに現実のものとなっています。私たちはJERA Crossとともに、すでにこれを実現しています。重要なのはタイミングです。GHGプロトコルのスコープ2改訂が控え、海外の買い手がサプライヤーに時間単位での証明を求めるなか、日本企業は今から準備を進める必要があります。MRIとの提携により、より多くの企業のこうした取り組みを支援できるようになります。」
― Granular Energy 日本代表 山口奈々
今後の展開
本提携は、小売電気事業者、電力会社、アグリゲーター、企業を対象としています。両社はさまざまなメディアを通じた情報発信にも取り組み、再生可能エネルギーの環境価値が適切に評価・活用される市場づくりに貢献していきます。
PoCに関心のある日本の企業は、team@granular-energy.com または media@mri.co.jp までお問い合わせください。
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